試合で勝つには必須!ポーチボレーを成功させる5つのポイント!
Rafael Nadal hits around on the practice courts on Day 12 at the 2013 US Open.

ダブルスで攻撃の際によく使うのがポーチです。

でも、実際ポーチボレーに行くと、ミスをしてしまい、リードしていた試合も、気がついたら負けていた・・・

そんな苦い経験をしたことある人は少なくないと思います。

今回は、そんな苦い思い出がある人必見の、ポーチボレーを成功させる3つのコツをご紹介します。

是非試していただいて試合でポイントをバンバン取りましょう!

目次

ポーチボレーとは?


中級・上級になれば、ただチャンスボールが来るのを待っていても中々きません。

ということは、後衛に返されたボールを、前衛さんが走って取りに行ってポイントを決めることが多くなります。

これを「ポーチボレー」と言います。

試合で勝ち上がるためにはポーチボレーに出ることは必須条件になります。

というより、出たもの勝ちなんです。

 
プロになれば3往復以内ボレーで決めることが普通になっています。

だから、試合内容も淡白で、見ていてもあまり面白くないんですね(笑)

それがテレビで放送されない理由のひとつでもあります。

 
とは言えプロのようにポーチボレーがポコポコ決まれば嬉しいものですが、現実はそうはいきません。

なんてったって走ってボレーするわけですから、難易度は高いです。

しかも、ポーチボレーに出なくても、後衛さんが安全にボールを返せます。

だから、リスクを背負ってまでポーチボレーに出る必要はない!

そう考えてしまう人もいると思います。

 
でも、残念ながら試合で勝ち上がるにはポーチボレーに出ることは必須条件です。

後衛同士の打ち合いでポイントを決めるのはレベルが上がるにつれ、中々難しいです。

ダブルスなら反面で相手のミスを誘うわけですからね。

だから、先ほども言いましたが、出たもの勝ちなんです。

ポーチボレーを成功させる3つのポイントを見ていただき、試合でどんどん活用してください!

 

出るタイミング


最初のポイントは出るタイミングです。

早すぎるとストレートにボールを打たれて、抜かれてしまう・・・

そんな悲しい結果になってしまいます。

 
では、どのタイミングでポーチに出ると成功するのか?

それは”相手がボールを打つ音がスタートの合図”です。

 
タイミングはコーチによって様々なので、どれを信じるかはあなた次第です。

でも、コースの変更が無理な状態で、ポーチボレーに行くのが理想的ですよね?

それは相手が打ってしまってからでしょう。

ということは当たった瞬間からコースの変更は不可能です。

それでもストレートを抜かれた際は、相手もタイミングよく狙っていたのか、行くのがバレていたのかどちらかでしょう。

まずは、このポーチボレーに出る瞬間をちゃんと理解することです。

 

ラケットの動き


ポーチボレーはポイントを取るための攻撃になります。

そのせいか、ボールのスピードを上げる人が多いです。

 
確かにボールのスピードが上がればポイントが決まりやすいです。

でも、そのぶんミスも増えます。

 
しかも、ポーチボレーに出た時のボレーが、ハイボレーとは限りません。

ミドルボレーの可能性もあります。

他にも、ボールのスピードが思ったより早いかもしれません。

ということは、速いボールを打てるかどうかは、ボールが飛んで来てからしかわからないということです。

じゃあどうすればいいのか?

初めからスピードはあまり出さないように意識することです。

 
ということは"ラケットはテイクバックせずに、打点にセットした状態"で当てに行きましょう。

もし余裕があれば少しテイクバックしてもいいですが、基本的にはポーチボレーは相手のボールの勢いを利用してスピードを出すので、当てるだけでも十分です。

 

コースの配給


ボーチボレーでよくセンターに打つ人がいますが、これは意味がありません。

自分がボールを打つ場所を考えて見てください。

およそセンターラインくらいまで行きますよね?

それなのに打つボールもセンターに打ってしまうと、後衛さんが簡単に対応できてしまいます。

そうなると、次のボールがストレートに打たれてしまい、攻めたつもりが逆に相手にチャンスボールを与えただけの結果になります。

 
"ポーチボレーのコース配給は必ず前衛さんか、前衛さんよりワイド気味に打つ"ようにしましょう。

あとは、できれば足元を狙えると、もし上手く返されたとしてもボールが浮いて来る可能性がありますので、次で決めることができます。

ただ、足元に狙うのは取られた時の保険だと思ってください。

基本的にはワイドを狙って触らせない方が無難です。

 

打った後の動き


次は打った後の動きです。

ポーチボレーの後は通常は後衛さんと左右入れ替わります。

このことをチェンジと言っています。

 
ということは、打った後はそのまま駆け抜けて、逆サイドで構えないといけません。

でも、失敗する人は、打った場所で止まってしまうことが多いです。

ポーチボレーは1発で決めるだけでなく、2発目で決めることもあります。

相手のレベルが上がれば上がるほどポーチボレーは取られる可能性が上がりますからね。

そうなればポーチボレーで崩して、2発目のボレーでフィニッシュという形が自然な流れになります。

 
そして、2発目をしっかり決めるには、ポジショニングが重要になります。

だから、”打った後はそのまま駆け抜けて逆サイドへ行く”というのを忘れないでください。

言い方は悪いですが、走りながらボレーをするという表現がわかりやすいと思います。

走りながらでも、ボールを打つ際は踏み込み足を合わせるようにすると、綺麗に決まります。

「でも、走りながらボレーはダメって言われました」

そうですね!基本的にはダメですよ?

それは僕の記事でもお話しています。

詳しくは下記をご覧ください。

でも、ポーチボレーって基本のショットですか?

初心者が習うショットですか?

違いますよね?

ポーチボレーは応用になります。

応用は基本から少し外れたことをします。

だから難しいんです。

しっかり練習して試合でバシバシ決めて行きましょう!

 

ポーチボレーする際の心構え


最後は心構えです。

ポーチボレーに出る際に「取れそうなら出る」という中途半端な考えでいる人が多いです。

これではできそうなボールが来ても、判断が遅くなり失敗に繋がります。

ポーチボレーに行く際は、「次のボールをポーチボレーする!」という心構えが必要です。

どんなボールでもポーチボレーに行くと決めて走り出すことが大切です。

 
「ストレートに打たれたらどうすればいいの?」

そんなことを考える人がいますが、ポーチボレーは捨て身の技です。

ポーチボレーに行こうとすればストレートがガラ空きになるのは当然です。

だから、ストレートは切り捨てて大丈夫です。

 
むしろ、ストレートを気にしてポーチボレーにいけずにいる方が意味がありません。

そういう中途半端に両方気にしている人に限って、ストレートに打たれた時にミスをするんです(笑)

そんなことでは、なんでそこに立っているのかもわかりません。

ポーチボレーの時の心構えを忘れないようにしてください!

 

まとめ

  • 相手がボールを打つ音がスタートの合図。
  • ラケットはテイクバックせずに、打点にセットした状態で当てに行く。
  • ポーチボレーのコース配給は前衛さんか、前衛さんよりワイド気味に打つ。
  • 打った後はそのまま駆け抜けて逆サイドへ行く。
  • どんなボールでもポーチボレーに行くと決めて走り出すこと。

以上がポーチボレーを成功させる5つのポイントです。

スクールに通っている人はどれも聞いたことあることばかりだと思います。

でも、改めて見返すとやっていないことはたくさんあるはずです。

しっかりポイントを抑えて、試合に勝ち上がって行きましょう!

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