ボレーが上達したい人は必見!家でも出来る5つのボレー練習法

ストロークと違い、ボレーの練習量は少なめになっています。

しかも、初心者の頃は、ボレーのコントロールもまだまだなので、ボレー対ストロークのようなラリーが中々続きません。

試合でもボレーを打つ機会はストロークと比べると少なめになります。

上達してから平行陣を使っているのであれば話は別ですが、そこまで上達する前の話だと思ってください(笑)

だから、結果的にボレーを打つ機会が少ないので、伸び悩む人は多いです。

 
そんな時にやって欲しいのは自宅練習です。

でも当然ながら、初心者の人は何をすればいいのかわからないと思います。

今回はそんな人のために、家で出来るテニスボレーの練習法5つをご紹介したいと思います。

 
ボレーはポイント奪取の要となるショットです。

もっと言えば試合の勝敗を左右するショットでもあります。

ダブルスの話だけではなく、シングルでも上手い人はしっかりと詰めてボレーしてきます。

早く上達してライバルと差をつけましょう!

 

目次

壁タッチ

壁
ボレーの素振りみたいなものです。

手のひらを壁に向けて、足を踏み込んで壁にタッチしましょう。

基本的にボレーはあまり振りません。

手首もある程度固定します。

 
壁タッチの練習の時、腕も手首も固定して壁にタッチしましょう。

この時の腕と手首の感覚を覚えましょう。

 
ラケットを握っていない分無駄に力が入りにくいので、体の負担はほとんどありません。

  • 手首を使いすぎ!
  • ラケット振りすぎ!

この2つをよく言われる人は、しっかり”壁タッチ”であまり動かさない感覚を覚えましょう。

壁と平行に手のひらをセットして近づくだけです。

「壁が顔に当たる!」

という方はもっと前でタッチするようにセットしましょう。

冒頭の写真(伊達公子さん)を見てもらえばわかると思いますが、顔よりかは前で処理するようにしましょう!

あと、腕をブンブン振り回して壁にタッチする人は手が痛くなるか、タッチの時にかなり音が鳴ると思います。(特殊な壁は別ですが・・・)

痛かったらおかしいので、やり方を見直しましょうね(笑)

明らかに振りすぎてるってことですから、しっかり確認しながら練習しましょう。

 

ボールつき

テニスラケットとボール
下に向かってボールをつきます。

これができない人は確実にボレーが下手です(笑)

 
この練習ではラケットの使い方、ラケットワーク(ラケッティング)を練習します。

ここで注意して欲しいラケットワークは2つです。

  • ラケットの面の向き
  • ボールがラケットの面に当たった時にラケットの動きも止めているか

この2つになります。

 

ラケットワークについて

”ラケットの面”については、説明がなくてもわかると思います。

真っ直ぐ下に向けないとボールがあっちこっちに飛んで行ってしまいますからね。

 
問題は”ボールがラケットの面に当たった時にラケットの動きも止めているか”ということです。

これはボレーの基本の1つです。

詳しくは下記リンクの記事をご覧ください。

ボールを下に打つわけですから、ラケットを下に向かって振ります。

ボールつきを上手にするコツは、このラケットの動きを最小限にすることです。

そうすることで、次のボールにも対応ができます。

 
ボールがラケットの面に当たった時にラケットの動きも止めていると、次に飛んでくるボールに対応することができるということです。

でも、ボールつきができない人の大半が、ボールがラケットの面に当たってからも、まだ下に動き続けてしまっています。

そして、次のボールを打つためにラケットを少し引きますが、もうその時にはボールがラケットの近くまできてしまっているので、間に合わなくなってしまいます。

子供なんかがよくこの状況になっています。

 

ボールつきは基本の練習になる

ボールつきが出来るということは基本の1つが出来るということです。

下に振っていたラケットを打ちたい方向に同じように振るだけですからね。

 
ただ、実際のボレーとボール付きでは気持ちの違いがありますので注意してください。

ボール付きの時は強く打とう!とは思いませんよね?

でも、実際にボレーをするときは「ポイントを決めたい!」と思うので、ボールを強く打ってしまいます。

そのせいでボール付きは上手いけど、実際のボレーは下手・・・

なんてことに悩まされる方は多いので注意です!

 
ボール付きは確実にラケットワークは上達します。

実際にプロでもウォーミングアップで100回ついてから練習を始める人もいるそうです。

でも、実際のボレーが同じようにするためには、あなたの心もコントロール出来ないといけません。

冷静にやることをやる。

必殺仕事人のような感じで頑張りましょう(笑)

 

コップでボールキャッチ

ボールをキャッチ
コップとボールを用意しましょう。

なんでもいいですが、私は紙コップとピン球をよく使います。

 
壁にボールを投げそれを紙コップでキャッチします。

ノーバウンドでもワンバウンドでもいいですが、出来ればノーバウンドが好ましいです。

というよりワンバウンドはピン球じゃないと出来ないと思います。

あと、コップの持ち方も気をつけましょう。

下の写真のように持ってください。

コップの持ち方

写真のように持つことで、実際にボレーを打つ時の腕の使い方と同じようにするためです。

 

跳ねてコップから出ないようにキャッチする!

ボレーで振りすぎる人は、どんな動きをしているのか知っていますか?

ボールに向かってラケットを振ってしまっているんですよね?

この練習は、ラケットをあまり動かさないようにするための練習です。

 
この練習で、コップをボールに向かって動かすとボールは跳ねてしまい、コップから溢れてしまいます。

だから、ボールを上手く収めるためには、コップをあまり動かさないことです。

いかに優しくキャッチするかがポイントになります。

 

よくジュニアの練習に使ったりします。

子供は大人と違って加減するのが苦手なんです。

家でも出来る練習なので、是非やってみてください。

 

ボールリフティング

ラケットでボールをリフティング
今度はボールつきの逆です。

ボールを地面につけないようにリフティングします。

 

自分のレベルによって難易度をあげよう!

初心者の場合は普通に同じ面でボールをリフティングしましょう。

フォアハンドかバックハンドどちらか決めて、同じ面でリフティングします。

少し慣れてきたらフォアの面とバックの面をひっくり返して交互にリフティングしましょう。

さらに慣れたらフレームでもやれると面白いです!

私のフレームリフティングの記録は最高17回でした。

超マグレですけどね(笑)

 

上級者でも練習になる!

ボールリフティングは難易度をあげれば十分上級者の人でも練習になります。

グリップエンドを中心に、振り子のようにラケットを動かして振り子リフティングや、他にも回転をかけてのリフティングなどもあります。

よく、リフティング練習はプロでも時間の合間にやっていたりします。

 
練習なんていうのは、やり方次第で、レベルなんて全く関係なく練習出来るんです。

練習メニューが簡単だと思ったら、自分ルールをつけたらいいんです。

家での練習でも、テニスコートでの練習でも、工夫することが大切ですよ!

 
たまにレッスンでも「今更そんなことするの?」なんて言う人がいますが、そんな人は創意工夫が足りない人です。

特にちょっと上手い中級の方に言われたりします。

だから中級レベルなんですよ!

実は上級の方は黙々とやってくれます(笑)

練習をする際にはしっかり考えて練習することを忘れずに!

 

ラケットキャッチ

ラケットでボールを
上にあげたボールを、ラケットでキャッチします。

キャッチする際にバウンドしないようにラケットを下に引きます。

 
最初は自分の手で上げたボールをラケットでキャッチするようにしましょう。

慣れてきたら、キャッチしたボールをそのままラケットで上にあげて、キャッチします。

 

ワンクッション入れるといい!

キャッチまでにワンクッション入れることで、難易度が上がります。

真っ直ぐ上から落ちてくるより、横からくる方が難しいですからね。

例えば壁に当ててからキャッチしたり、2人でキャッチボールしたりと、難易度を上げてみましょう。

 
キャッチの方法もラケットを引いてキャッチするより”Jキャッチ”を覚えるとよりラケットワークがよくなるでしょう。

ラケットをあまり引かずに、ラケットの面でボールの勢いを消してキャッチする方法です。

上手くいくと、ローマ字の「J」を横にしたような動きになります。

是非チャレンジしてみてください。

 

まとめ

  • 壁タッチ
  • ボールつき
  • コップでボールキャッチ
  • ボールリフティング
  • ボールキャッチ

以上になります。

家での練習は、一見地味なものばかりですが、実はかなり効果があるものもばかりです。

 
でも、家での練習で一番気をつけて欲しいのは、感覚を覚えておくことです。

家での感覚をテニスコートでも同じようにやれないと、練習した意味がありませんからね。

 
家での練習は基本的には1人でやることが多いと思います。

もし、家族がいたとしても、テニスコートにはその家族はいません。

ということは、家での練習を知っているのは自分だけなんです。

だから、自分でしっかり覚えて、いつでも同じ感覚でやれるようにすることが大切です。

頑張ってライバルと差をつけましょう!

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