サーブとコートを決める時の「フィッチ」の正しいやり方!

試合をする時にサーブとコートを決めます。

その時に行うのが「フィッチ」です。

今回はこのフィッチについて正しいやり方を紹介したいと思います。

目次

対戦する当人のどちらかが「フィッチ」という

これはどちらが言ってもいいです。

よく格下が言うとか年下がいうとかありますが、そんなことは全く関係ありません。

どちらが言ってもいいです。

 

ちなみにフィッチとは英語です。

Whichという単語です。

これは日本語訳で「どっち?」という意味です。

フィッチと言われた側が宣言

相手にフィッチ(どっち?)と言われたら、スムース(表)かラフ(裏)か宣言しましょう。

表というのはエンドマークが正常の時を指します。

エンドマークがわからない人はこちらを見てください。

下図が表です。(図はスリクソン)

エンドマークの表

裏は下図です。

エンドマークの裏

 

他にも言い方がある

他にも「アップ」と「ダウン」や、単純に「表」「裏」と言ったりします。

適当な人は「上」「下」で言ったりします。

 

でも、できたら”スムースorラフ”か”アップorダウン”でやりましょう。

一応テニスをやっているんですからテニス用語を使って欲しいです。

こういうのは上手い下手関係ありませんので、恥ずかしがらず言いましょう!

 

フィッチと言った側がラケットを回します。

スムースとラフの宣言がされたら、ラケットを回しましょう。

この時に障害物に当てないようにしましょう。

あと、正式には相手コートで回すのがルールです。

ラケットが地面に倒れて止まったら相手に拾ってもらい確認してもらうか、自分で拾ってエンドマークを見せてスムースかラフかを確認してもらいましょう。

 

宣言の後に回すのがルールです。

理由は不正防止や「見てから言いましたよね?」とか無駄な争いを無くすためです。

よく回してからフィッチという人が多いですが、みんなでお遊びなら別に構わないのですが、試合に出たらキッチリしましょう。

この人マナーを知らないのかな?と恥をかくこともあります。

 
公式戦ではコイントスになり、審判がやってくれるのですが審判がいない試合でのトス方法としてラケットトスというのが作られました。

だから、やり方・順番はコイントスと同じなんです。

回している時に宣言をするとそれこそラケットが倒れる寸前で宣言されて、「まだ回っていた!動いていた!」なんて言い合いが増えるだけです。

あまり経験のない子供同士や高齢な人ならなおさら難しくなってしまいます。

しまいにはラケットを回す時に「せ〜の!」なんて掛け声が必要になります。

そんな手間を省くために先に宣言します。

 
「先に宣言してしまえばコントロールできるのでは?」

ということなのですが、そこまで言い出すと誰でもコントロールできる可能性があります。

それはもはやスポーツマンシップに乗っ取ってやるとしか言えません。

人間がトスをする時点では誰もが狙ってできるようになる可能性があると言えてしまいますからね。

 
そう考えると、プロで行われているコイントスでも、コインをトスする前に宣言をしなくてはならないので、審判が操作できるということになります。

参考までに動画を載せておきますので、順番をご確認ください。

結局はトスをするのが人間である以上は、スポーツマンシップに乗っ取り全てフェアプレーで行うということが前提です。

 
あとは、最近は手の上で回す人もいますが、あれは公式戦では論外です。

どう流行ったのかはわかりませんが公式のやり方ではありませんので、その方法に関しての質問はやっている人に聞いてください。

それこそ仲間内のみでやってくださいね。

ちゃんと公式のルールに乗っ取って、真剣にやりたい人は審判とコインを用意してコイントスを行なってください。

そこまでじゃない人は仲間内のルールでやればいいと思います。

不公平だと思う人はジャンケンで決めればいいと思います。

あとはプレーする人にフェアプレー精神があるかどうかになります。

できればフィッチなんかに時間をかけずにテニスでしっかり遊んでください(笑)

 

相手に見せるのを忘れないで!

よく自分だけ見て相手に見せない人がいますが、それは絶対にやめましょう!

回すのも自分、確認するのも自分って怪しいでしょ(笑)

正式には相手側が確認してから自分が確認します。

この辺は一緒に見てもいいですけどね(笑)

これではわざわざフィッチしている意味がありません。

これに関しては仲が良くても「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに!

当たった人が権利を決める

スムースかラフかわかって、どちらが当たりか決まったら、どちらの権利をもらうか決めることが出来ます。

その権利というのは、

  • サーブをするかしないか決める権利
  • コートをどちら側にするか決める権利
  • 相手に決める権利を譲る

この3つです。

当然サーブを決めたらコートは選べませんし、コートを決めたらサーブを選べません。

 

ここで自分ルールを持ちださない!

よく試合の風景を見ていたら、こんなことを言っている人がいます。

「サーブあげるから、コートこっちもらうな〜!」

これ言っている人がちょこちょこいます。

両方決めるな!!

コートを決めたら、相手がサーブをするんじゃありません!

これよくツッコミます。

 

まとめ

特に気をつけて欲しいのは最後の権利を3つのうちから選ぶことです。

「こっちサイドでサーブをすると太陽が眩しいから、私たちはコートこっちにするから、そっち側でサーブどうぞ~!」

って全部決めてくる人居ますからね!

そんな人と当たったらリターンを取って懲らしめましょう(笑)

確かに相手のことを思って言っているかもしれませんが、楽しく遊ぶためにルールがあるので、それをを無視して自分のが勝手に決めないようにしましょう!

 

その他にもテニス用語やルールをご紹介しています。
よかったら参考にしてください。

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