今回はスランプとはなにか?
そして、スランプの脱出法をご紹介したいと思います。
長年コーチをやっていると、色んな質問されますが、スランプについてはトップ10に入るくらい聞かれます。
特に脱出法については様々な方法があります。
なので、ここで紹介するのはその中の1つと理解してください。
スランプとは?
簡単に言うと「ものすごく調子が悪い状態」です。
普段から調子がいい日、悪い日とあると思いますが、その強化版と思ってください。
- 何をやってもネット
- 何をやってもアウト
こんなのが続きます。
これはテニスだけじゃなく、仕事や私生活にもあります。
スランプって病気なの?
スランプ自体は病気ではありません。
なので、精神病院に行っても
「ゆっくりしたらどうですか?」
なんて言われて終了です。
ただ、スランプで落ち込みすぎて「鬱」になる。
これはありがちな話だそうです。
あと、知らぬ間に「イップス」になったりしたり、他の病気を併発することはあります。
イップスとは?
集中すべき場面において、プレッシャーのために極度に緊張することです。
問題は普通の緊張ではなく、過剰に緊張してしまうことで起こる現象です。
震えや硬直を起こし、プレイのミスを誘発するんです。
これは精神的な病気になりますので、医者にいっていただいた方がいいでしょう。
スランプの正体は?
まずスランプの考え方が間違えてるんです。
僕個人の意見なんですが、
スランプというのは思考が足りないゆえに
たどり着く逃げ道
だと思います。
基本的に病気でない限りは、なにか物理的な問題が起こって、その結果になるんです。
- 寝不足で運動機能の低下
- 体制が悪い
- ビビって振り切れていない
こういう現実を見つけられず「なんでミスするんだろう・・・」と考え続けて、答えが見つからなかった場合はスランプだ!となります。
でも、上手な人はこのミスに気付くのが早かったりします。
プロになると、専属のコーチも付いているので、アドバイスもくれます。
なので、試合の日程にスランプだ!というプロはそんなにいませんよね?
そこにフォーカスをおいて練習しますからね。
要するにプロにはスランプという概念はないんです。
ただ、ミスの原因を探して修正して、調子を戻すということを繰り返し行っているだけです。
ただ修正に長くかかっていて、周りがざわつき始めたらスランプって言っておこう。
という感じです。
結論
厳しい言葉を言いますので、覚悟してください。
自分の悪いところを発見できない人が下手くそを棚に上げて「スランプ」と思っている。
これが僕が出した結論になります。
当然私も耳が痛いです。若い頃はスランプって使ってましたからね。
ほんと情けないです。
でも、その時期があるから、今皆さんにこうして経験も踏まえて話ができるんだといい方い思っておきます(笑)
スランプの脱出法
スランプというのはないとは言いましたが、それは僕個人の意見です。
なので、スランプに悩んでいる人のために、脱出法をご紹介します。
わかりやすく3ステップでお伝えします。
1:ミスの種類を探す
まずはこれからです。
「スランプだ〜!!」と叫んでも何も変わりません。
まず、なんのミスをしているのか?
これを知らないと修正のしようがありません。
ミスの種類についてはこちらで確認して下さい。
2:自分の今のフォームを確認する
次に自分のフォームの確認です。
自分はこういうフォームで打っているつもりになっている人は多いです。
なので、しっかりビデオかスマホの動画でも結構ですから、確認して下さい。
3:ミスの修正を行う。
1で見つけたミスの種類を2で見たビデオを参考にして、改善する要素を足しましょう。
ここがなかなか難しいかもしれません。近くの友達、先生、コーチと相談してもいいでしょう。
まとめ
あくまで僕個人の意見ですが、今回はスランプについてお伝えしました。
僕は結果主義です。
なので、出来ないには、どこかに原因があると思っています。
なので、スランプにもこういう結論に至りました。
絶対ではありませんが、スランプで長年悩んでいる人も多いと思います。
僕はそれが勿体無いと思います。
調子が悪くて悩むということは、テニスが上手くなりたいという証拠です。
下手でいいならスランプで悩まないですからね。
そういう人はあと一歩考えてみたら、もっと上達すると思います。
スランプとは飛躍のための助走である
いい言葉ですね〜!
今のあなたを変えるチャンスをしっかり考えて練習しましょう!
おまけ:スランプの反対語もある!
ストリークとかゾーンを使うそうです。
ゾーンはよく聞きますね!
そう考えると、スランプというのは集中力の世界になるんでしょうか?
ん〜まだまだ考える必要がありそうですね!
ぜひみんなに小ネタで教えて上げてください!