バックハンドストロークが嫌いな人は多いです。
- よくフレームに当たる。
- 打点が詰まる。
- 力の加減がわからない。
- ボールのコントロールができない。
- パワーがでない。
- なんとなく打ちにくい(笑)
他にも様々な理由があると思います。
今回紹介するのは、バックハンドストロークが苦手な人にやって欲しい3つのことです。
この3つをするだけで、バックハンドをかなり理解することができ、苦手意識も解消されると思います。
苦手意識がなくなるだけで、試合やラリーでも、しっかり打つことができ、結果的にミスを減らすことになります。
騙されたと思って是非やってみてください。
バックハンドストロークが苦手意識の強い理由
最初に理解しておいて欲しいことは、バックハンドストロークに苦手意識がある人は、なぜ苦手なのかを知ることです。
冒頭で色んな理由を挙げました。
自分で当てはまるものはありましたか?
なければ必ず見つけましょう。
見つかりましたか?
では、次にその理由は何と比べているんですか?
例えば、よくフレームに当たるから苦手な人は、何と比べてフレームに当たることが多いんですか?
パワーがでないのは、何と比べてパワーが弱いと思っているんですか?
出てくる答えは2種類あると思います。
答えその1:他人と比べて
1つ目は他人と比べてです。
人それぞれ体格や体のバランス、ボール感覚などが違います。
それに、周りと比べてと言われても、周りとはどれくらいの人数なんでしょう?
10人ですか?20人ですか?
クラブの仲間ですか?他のスクールの生徒ですか?
視野が狭すぎるでしょう。
「井の中の蛙、大海を知らず」というコトワザを知っていますか?
よく使われるのは、自分は上手いと思っているが、それはスクール内やクラブ内であって、他のクラスやクラブを見ると大したことない時なんかに使います。
でも、使い方はその逆もあるんです。
単に周りが上手くて、自分だけがダメなんだ・・・なんて考えていますが、他を見るとみんな自分より下手だったり、同じだったりします。
そうです。
他人と比べるなんて「井の中の蛙」に過ぎません。
もし、他人と比べて下手だから苦手な人は「他人と比べるより、昔の自分と比べること」を覚えておいてください。
答えその2:フォアハンドと比べて
おそらくこれが一番多い答えだと思います。
もし、答えが出てこなかったら、これに当てはまる可能性が高いです。
よく考えてみてください。
フォアハンドよりバックハンドができないなんて当たり前なんですよ?
人は聞き手側で作業することが多いです。
そりゃ当然利き手をメインに動かすからです。
だから利き手との距離感もわかっているし、当然細かい作業も得意です。
逆に利き手側じゃない反対側は、ほとんど作業を行うことはありません。
ノートに文字を書くときも、真ん中より反対側に行くと、体を回して反対にするか、ノートを真ん中に持ってきますよね?
それくらい利き手側はたくさん作業を行ってきたんです。
そう考えると、バックハンドがフォアハンドよりできないのはごく自然なことなんです。
この事実をしっかり覚えておいてください。
ただ、この事実は最初の頃であって、しっかり練習をすることで、バックハンドの方がいいショットが打てたりします。
その前に苦手意識は無くさないと、そこまで上手くはなれませんけどね(笑)
では、本題の「バックハンドストロークが苦手な人にやって欲しい3つのこと」をご紹介します。
バックハンドストロークを全力で打ってみよう!
まず最初は、バックハンドストロークを全力で思いっきり打ちましょう。
コートに入る入らないは全く関係ありません。
というか、ほとんど入らないと思います。
それでいいんですよ!
苦手な人が一番気にしているのは失敗することです。
失敗しないように打とうと思うと、スイングが小さくなったり、止めてしまったりします。
そうすると、力加減がわからなかったり、しっかり当てるために、どこにどうやってラケットを動かせばいいのかがわからなくなってしまいます。
だから、まずは思い切って振ってください。
慣れてきたら、ちょっとずつスイングをゆっくりにしていきましょう。
これがファーストステップになります。
バックハンドのドライブボレーを練習しよう!
次は難しいショットをやりましょう。
バックハンドストロークでドライブボレーを打ちます。
ドライブボレーはタイミングや力加減がかなり難しく、フォアハンドで打つことも難しいです。
一番難しいショットを打って、ある程度慣れることで通常のショットが楽になってきます。
アメリカンコミックスのヒーロー物のアイアンマンの名言で、
「時には、歩くより、まず走れだ。」
と言っています。
“何事も成功するには、スタートダッシュが必要な時がある”と言っているのだと思います。
この名言を胸にどんどん打ってください!
バックハンドストロークだけのラリーをしよう!
難しいボールに慣れてきたら、今度は実践で使うことに慣れましょう。
といっても、普通にラリーしていては結局は回り込んだりして、フォアハンドストロークを打つ回数が多くなってしまったりします。
そうなってしまっては、バックハンドストロークに慣れることができません。
だから、通常よりフォアハンド気味の場所に構えて、バックハンドストローク限定のラリーをしましょう。
限定にすることで、苦手なバックハンドでも打つ準備が早く、覚悟を決めて打つことができます。
少し慣れてきたら、相手もバックハンド限定にして、お互いバックハンド同士で打ち合いできるといいでしょう。
その際に、ちゃんとバックハンド側を狙って打てるようにすると、効果抜群です。
あくまで練習なので、全然ラリーが続かないこともあると思いますが、自然と慣れてきますので、根気よく頑張ってラリーしましょう!
まとめ
- バックハンドストロークを全力で打ってみよう!
- バックハンドのドライブボレーを練習しよう!
- バックハンドストロークだけのラリーをしよう!
今回紹介したのは上達法ではなく、あくまで苦手意識をなくす方法です。
だから、特に苦手意識はなく、単にバックハンドストロークが上達したいと思う人は特にやる必要はありません。
ただ、苦手意識をなくすことで、準備が早くなったり、ラケットをしっかり振ることができるので、ミスが減ったりします。
それは私からすると、上達したのではなく、ただ慣れただけです。
上達とは、技術の向上だと思います。
だから、上達する方法が知りたい方は、この辺の記事を参考にしてください。
他にも様々な記事を書いていますので、よかったら参考にしてください。