コーチによって言うことが違うから、コーチは同じ人に決めた方がいいんですか?
これは良く聞く話です。
結論から言いましょう。
一人に絞った方がいいに決まってるでしょう!
そりゃプロもそうしてるんですからね(笑)
コーチを一人に絞った方がいい理由
色んな理由があります。
- 指導が統一されて迷わなくて済む。
- 自分のテニスを理解してくれる。
- 上達への道がブレない。
などなど、色んな理由がありますが、これらはコーチを一人に絞っていない人が一度は悩むことです。
今回はこの3つの理由について話をしたいと思います。
指導の統一化
特に例でも話したように、指導がバラバラなので、迷いながら練習した挙句、上達もしないというのが一番多いんです。
上達したい!というやる気が空回り
やる気がある人が、色んな知識を入れたいがために、色んなコーチから学ぼうとする人が多いんです。
確かに知識は多く手に入ると思いますが、残念ながら上達にはつながりません。
むしろ、頭デッカチな理論だけ人間になってしまうでしょう。
そもそも、知識を入れようとしても、言うことが正反対の時もありますし、知識を得たただけでは、残念ながら意味がありません。
勉強とスポーツの違い
勉強ならば、知識を頭に入れて暗記さえしてしまえば、点数があがり、効果を発揮させることができます。
でも、スポーツは暗記した知識を実行して、練習していかなくてはいけません。
色々学びたい!というやる気はいいんですが、それを消化していかないと、ダメだということです。
なので、一人の指導に絞って、得る知識にある程度制限をかけましょう。
自分のテニスの理解度
僕もそうなんですが、1回だけ見ただけで、その人の全てを知ることは絶対にできません。
その日の状態を知ることはできるのですが、それは付け焼刃になってしまう可能性もあります。
その日は普通じゃないかもしれない。
そりゃ受ける生徒側も、最初は緊張して、良くも悪くも素の自分を見せない可能性があるからです。
あとはその日はちょうど調子が悪かったりとか、朝首を寝違えちゃって・・・とか、様々なハプニングがあるかもしれません。
その状態では、あなたをちゃんと知ってもらうことはできません。
コーチと自分の人間性
一番の理由は人間性の問題です。
人には性格があり、人によって態度や発言を変えるなんて当たり前です。
例えば、優しいコーチだと、キツく言われることがないので、ちょっと手を抜いてしまったり、怪我しても言いやすかったりします。
でも、僕みたいにちょっと厳しいコーチになると、ちゃんとしないとなんか言われると思って頑張ったり、怪我しても怒られるかも・・・なんて思って言えなかったりします。
これらの理由で自分のテニスを理解しきれない。
本当はこんなテニスじゃないのに・・・
ということになります。
なので、しっかり一人のコーチに絞って自分のテニスを見せるようにしましょう。
上達への道がブレない
指導には段階があります。
最初はスイングから教えるコーチもいれば、コートに入れる練習をするコーチもいます。
僕はどちらが正解とかはないと思います。
なので、どっちでもいいと思います。
むしろ、こっちが正解だ!なんて言ってるコーチは僕からすると、指導の視野が狭くて怪しい気がします(笑)
まぁそれはさておき・・・
コーチによって指導の優先順位が違うということは、指導の順番が違うということです。
簡単に言うと「山登り」をイメージしてください。
頂上は「上達」です。
みんな頂上目指して頑張って教えているんですが、受ける人が寄り道ばっかりしていたら、上にいけませんよね?
上に行けないということは上達しないということです。
そこを理解すると、コーチを一人に絞ることの重要性がわかると思います。
複数のコーチを受けると絶対に上達しない?
ここまで話したら、複数のコーチに習うと絶対に上達しない!とおもっていると思います。
でも、それはやり方次第だと思います。
一応複数のコーチを受ける時の練習方をお伝えします。
取捨選択すること
複数のコーチの指導を受けて、いいなと思ったところを取捨選択して練習に取り組むということです。
こうすれば、上達が見込めると思いまし、悩むこともなくなると思います。
ただこの方法は僕はあまり好きではありません。
コーチに失礼なやり方だと認識しましょう。
せっかくあなたのために指導したのに、それを無視していい方を選ぶことがいいこととは言えません。
そのコーチのレッスンを受けにきたからには、しっかりコーチの指導通りに練習するのがマナーです。
スクールとは日本語で学校です。
学校では先生の言うことを聞くのが当たり前です。
それは子供でも理解していることです。
なので、レッスンにきたからには、そのコーチの指導を最優先に練習を行ってください。
もし、それができないのであれば、行くべきではないでしょう。
そこを理解した上で、レッスンに取り組んでください。