錦織も得意なドロップショットの理論と打ち方!上達のコツは膝にある!

ドロップショットと言うのはネット間際にボールを落とすショットのことです。

よく錦織選手が使いますよね!

 
ドロップショットは決まるとものすごく気持ちがいいものです。

バシッと決めるウィニングショットとは、また違った爽快感があります。

 
でも、現実はそんなに甘くはありません。

ドロップショットをしようとして、あまり手前に落ちずに相手に叩かれてしまったり、手前過ぎてネットに引っかかってしまったりします。

普通に打てばこんなことなかったのに・・・

なんて事が多いですよね。

 
今回はドロップショットの理論と打ち方のコツをご紹介したいと思います。

是非この記事を参考にしていただいて、思う存分ドロップショットを決めまくってください!

 

目次

ボールの勢いを消すこと。

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まず、理論的にどうするか知りましょう。

飛んできたボールを手前に落とすには、まずはボールの勢いを消さないといけません。

ボールの勢いを消す方法はいくつかありますが、主に使うのは3種類です。

  • ボールの勢いを上に逃がす
  • スイングスピードを下げる
  • 回転をかける

この3種類になります。

この3つはドロップショットを打つ上で欠かせない要素になりますので、しっかり覚えておきましょう。

 

ボールの勢いを上に逃がす

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ボールの勢いを上に逃がすことで、前に飛ばなくなります。

理想は60度以上あげることです。

 

ただ、この方法はネット前でしか使えません。

もし、ベースライン付近で使ったら、単なるチャンスボールですからね(笑)

ベースライン付近からドロップショットを打つ際は、他の2つの要素が重要になります。

 

スイングスピードを下げる

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普通のショットよりも手前に打つわけですから、その分スイングのスピードを落とさないといけません。

「じゃあスイングしなきゃいいんでは?」

確かにスイングしないのが一番なのですが、それだけだと、相手がスピードボールを打ってきたときに勢いを消すことがかなり難しいです。

しかも、スイングしないと言うことは、テイクバックをしないということです。

そうなると、相手にバレてしまい簡単に拾われてしまいます。

だから、もう一つの要素を付け加えるためにも、スイングはしないといけません。

 

回転をかける

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最後の要素は「回転」です。

 

ドロップショットを打つ際は、逆回転のスライスをかけましょう。

トップスピンでも、スライスでも回転をかけると、その分威力は落ちます。

 

ただ、気をつけて欲しいのは、回転をかけようとして、スイングスピードが速くならないように注意してください。

スイングスピードが上がれば上がるほど、ボールに勢いがつきやすいなり、コントロールが難しくなります。

 
回転がかかることでバックスピンがかかり、よりネット手前に落ちるとよりいいのですが、初心者にはかなり難しいです。

回転はあくまでボールの勢いを消すための手段として考えましょう。

最初のうちはスイングスピードはゆっくりが理想です。

 

ドロップショットのコツ

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僕がよく生徒に話しているのですが、ドロップショットを打つときに、もう一つ重要なことがあります。

それは「膝」です。

 

膝はクッションのような役割を果たすと思ってください。

だから、ドロップショットを打つ際は膝をゆっくり曲げながら打つようにしてみましょう。

同時に息も「ふ〜」と吐きながら当てると力も抜きやすくなります。

逆に普通にストロークを打つ時は、膝を軽く伸ばすように打つと、力強いショットが打てます。

是非、両方ともお試しください。

 

ロブショットやドロップショットはペースを崩したい時や、流れを変えたい時に有効なショットです。

試合にでる人は1試合に1度は打つ機会がありますので、覚えておきましょう!

 

ちなみに「テニスの王子様」の手塚部長が使っていた零式ドロップショットは現実的に不可能なので打つのは諦めましょう(笑)

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