
テニスファンなら一度は憧れる聖地、ウィンブルドン。今では世界最高峰の大会として知られていますが、その記念すべき第1回大会がいつ開催され、誰が優勝したかご存知でしょうか?
今回は、テニスの歴史を語る上で欠かせない「初代チャンピオン」にスポットを当てて解説します。この記事を読めば、テニスの雑学が深まるだけでなく、今のテニスがいかに進化してきたかも分かりますよ!
問題!第1回ウィンブルドンで優勝した人は誰でしょう?
正解は…… スペンサー・ゴア(Spencer Gore) です!
1877年に開催された第1回ウィンブルドン選手権。参加者はわずか22名、決勝戦の観客も200人程度という、今では考えられない規模でのスタートでした。
初代王者スペンサー・ゴアってどんな人?
スペンサー・ゴアは、イギリスのワンズワース出身のスポーツマンでした。実は彼、もともとはテニス専業の選手ではなく、クリケットの選手としても活躍していた多才な人物です。
決勝戦のスコアと内容
1877年7月19日に行われた決勝戦で、彼はウィリアム・マーシャルを 6-1, 6-2, 6-4 のストレートで破り、初代王者の座に輝きました。試合時間はわずか48分だったと言われています。
実は「ボレー」の先駆者だった!
当時のテニスは、ベースラインから打ち合うスタイルが主流でした。しかし、ゴアはネット際に詰めて攻撃する「ボレー」を積極的に活用しました。これが当時の対戦相手には非常に画期的(かつ、当時はずるいという声もあったとか!)で、圧倒的な強さを誇った理由と言われています。
当時のウィンブルドンは今と全然違った?
第1回大会のエピソードには、驚くような事実がたくさんあります。
- 開催の目的は「芝刈り機の修理代」: 当時、会場だった「オールイングランド・クロッケー・クラブ」が、壊れた芝刈り機を修理する費用(10ポンド)を稼ぐために大会を開いたのが始まりと言われています。
- 男子シングルスのみ: 初回は男子シングルスしかありませんでした。女子シングルスが始まったのは、その7年後の1884年のことです。
- 優勝賞金は?: ゴアが手にしたのは、12ギニー(現在の価値に換算するのは難しいですが、非常にささやかな額)と、銀製のカップでした。
まとめ:テニスの歴史はここから始まった
今や100億円単位の賞金が動くビッグトーナメントになったウィンブルドンも、始まりは「芝刈り機の修理代」のため、そして初代王者は「ボレーを武器にしたクリケット選手」でした。
スペンサー・ゴアがボレーという戦術を持ち込まなければ、今のテニスはもっと退屈なものだったかもしれませんね。次にウィンブルドンを観戦するときは、ぜひこの「1877年の始まり」を思い出してみてください!
「テニスメモ」では、これからもテニスの上達に役立つ知識や面白い歴史をお届けしていきます。もし「このショットの歴史も知りたい!」といったリクエストがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!