冬に近づいていき、だんだんと寒くなってきました。
冬場になると気をつけて欲しいのが怪我です。
今回は怪我の予防についてお話ししたいと思います。
なぜ冬は怪我をしやすいのか?
冬になれば、筋肉が収縮してしまい、硬くなってしまいます。
その硬い状態で無理に動こうとすると、伸縮性がありませんので、引きちぎれてしまいます。
これが主な怪我の理由です。
簡単な例をすると、輪ゴムをイメージしてくれればいいと思います。
輪ゴムも冷やすとあまり伸びずにブチっと切れちゃいますよね?
同じだと思ってください。
夏場は安全?
夏場だから大丈夫と勘違いしている人がいます。
夏場でも同じで、筋肉というのは運動する前は最低限の伸縮能力しか発揮していません。
確かに冬場に比べるとマシでかもしれませんが、結局は運動するくらいまでの伸縮能力は発揮できません。
そのために、準備体操したり、アップをしたりして、ゆっくり筋肉を伸ばしていき、使いやすくしていきます。
そうすることで怪我の予防にもなりますし、最初からいいパフォーマンスができるようになります。
準備体操も大切ですが、整理体操こそ必要!
よく準備運動だけ頑張っている人が多いんですが、整理体操も大切です。
整理体操というのは、激しい身体運動後、調整をはかるために行う体操のことです。
興奮状態にある呼吸や、血液循環、神経などをなるべく早く常態に戻し、筋肉の疲労を回復させることを目的としています。
ゆるやかに呼吸の調整をはかりながら、身体の力を抜き、柔らかく楽に行うと効果が高いです。
その他にも、運動後に蓄積された疲労物質の除去をサポートし、疲労回復を早めるために行なうためでもあります。
疲労物質が溜まりすぎると、炎症を起こしたり、身体がうまく動かずにこけてしまったりします。
だから、準備運動も大切ですが、整理体操もしっかり行いましょう!
もし、待ち時間で身体が冷えてしまったら?
これはよくあることなんですが、ラリーの待ち時間や、コーチの話が長くて身体が冷えることがあると思います。
僕のクラスは無駄話が多いかも・・・今年は気をつけます!
そんな時はどうすればいいのか?
いつもより大きくスイングをしたりして、身体を伸ばしてみましょう。
寒くなると動きが小さくなりますが、本当は逆で、動きは大きい方が身体が温まるんです。
だから、いつもの120%くらいの大きさでスイングすることをお勧めします。
温まったら、いつも通りにしましょう。
体操はどんなのがいいの?
全身をしっかり伸ばしましょう。
簡単なメニューだとこんな感じです。
- 屈伸
- 伸脚
- 伸脚深く
- 前後屈(ぜんこうくつ:体を前に曲げたり後ろにそらしたり)
- 体の回旋(たいのかいせん:上半身を大きく回す)
- 跳躍
- 首回し
- 手首足首
- アキレス腱伸ばし
- 深呼吸
こんなもんでしょうか。
もっとありますが、それは自分で調べましょう。
準備体操も整理体操も同じでいいと思います。
できればアップもしましょう!
準備体操は静的ストレッチです。
アップは動的ストレッチです。
静的ストレッチは止まった状態での筋肉を伸ばす運動。
動的ストレッチは動いた状態での筋肉を伸ばす運動。
スポーツをするのにはどちらも大切ですが、重要なのは動的ストレッチです。
だから、アップを行うことで、さらに怪我やパフォーマンス向上をすることになります。
アップは文字でお伝えするのがかなり難しいので、各コーチや先生にお聞きください。