目指せ越前リョーマ!ツイストサーブの打ち方と練習法

テニス漫画『テニスの王子様』の主人公、越前リョーマの代名詞といえば「ツイストサーブ」。相手の顔に跳ね上がるようなあの独特の軌道に、一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?

「漫画の世界だけのショットでしょ?」と思われがちですが、実はテニスの基本である「スピンサーブ」の応用であり、物理的に再現可能な技術です。今回は、ツイストサーブの仕組みから、具体的な打ち方、習得のための練習法まで徹底解説します!

1. ツイストサーブとは?スピンサーブとの決定的な違い

ツイストサーブ(アメリカンツイスト)は、ボールに強力な順回転と「左から右(右利きの場合)」への横回転を同時にかけるショットです。

  • 通常のスピンサーブ: 縦回転がメイン。バウンド後に高く真っ直ぐ跳ね上がる。
  • ツイストサーブ: 斜め回転。バウンド後に、右利きのレシーバーのバック側(外側)へ逃げるのではなく、体に食い込む方向(左側)へ跳ねる

これが「ツイスト(ねじれる)」と呼ばれる理由であり、相手の打点を狂わせ、リターンミスを誘う最大の武器になります。

2. ツイストサーブを習得するための3つの重要ポイント

ツイストサーブを成功させるには、通常のサーブとは異なる「打点」と「スイング方向」の理解が欠かせません。

① トスは「頭の後ろ(左側)」に上げる

右利きの場合、通常のフラットサーブよりも左側(時計の10時〜11時の方向)にトスを上げます。あえて打点を体より左側に置くことで、ラケット面を「下から上」かつ「左から右」へ振り抜きやすくします。

② 膝を深く使い、背中の「しなり」を作る

打点が後ろになる分、背中のアーチと膝のタメが必要不可欠です。ボールを真下から見上げるような姿勢を作り、体全体をバネのように使ってスイングスピードを爆発させましょう。

③ 振り抜きは「右斜め前(サイドライン方向)」へ

ここが最も重要なコツです。ネット方向に振るのではなく、自分の右側に向かってラケットを放り出すように振り抜きます。この外側へのスイングが、強烈なキックを生む横回転を生み出します。

3. 【ステップ別】ツイストサーブ習得練習メニュー

いきなりフルスイングしても、空振りやフレームショットになりやすいショットです。以下の3ステップで段階的に感覚を掴みましょう。 ステップ 練習内容 意識するポイント Step 1 膝立ちサーブ 下半身を封印し、厚い当たりでボールを「擦り上げる」腕の感覚だけを養います。 Step 2 フェンス越え練習 コートのフェンス近くに立ち、高い壁を越すように真上に打ち上げます。 Step 3 エッジからのインパクト ラケットのフレームから当てにいき、最後にプロネーションで面を返す感覚を掴みます。

4. 実践での注意点:怪我のリスクを避けるために

ツイストサーブは腰や肩に大きな負担がかかる「諸刃の剣」でもあります。長くテニスを楽しむために、以下のケアを怠らないでください。

  • 腹筋を意識する: 腰の反りだけで打とうとすると腰痛の原因になります。体幹で支える意識を持ちましょう。
  • 柔軟性の向上: 特に肩甲骨周りと股関節の柔軟性が、回転数と安全性を高めます。

まとめ:憧れのツイストサーブを武器にしよう

ツイストサーブは一朝一夕で身につく技術ではありません。しかし、仕組みを理解して正しく練習すれば、一般プレイヤーにとっても決して不可能ではない技術です。まずはトスの位置を少し変え、「斜め上に振り抜く」感覚から始めてみてください。

コートで「まだまだだね」と言わせるような、キレのあるツイストサーブを目指して練習に励みましょう!


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