メンタル強化に効く5つのルーティン

テニスの試合中、絶好のチャンスボールをネットにかけたり、ダブルフォールトをしてしまったりしたとき、頭の中が真っ白になったり、自分に腹が立ったりすることはありませんか?

テニスは「ミスのスポーツ」と言われるほど、ミスをゼロにすることは不可能です。大切なのはミスをしないことではなく、「ミスをした後にどう振る舞うか」です。これこそが、メンタルの強さを決める分かれ道になります。

今回は、ミスをした直後に実践してほしい、科学的・心理学的にも効果的な行動5選をご紹介します。

1. ラケットのガットを整える(視線の固定)

ミスをした直後、つい対戦相手の顔を見たり、空を仰いだりしていませんか?視線が泳ぐと、脳は余計な情報を拾ってしまい、焦りが増幅します。

おすすめの行動:
ミスをしたら、すぐに手元を見てラケットのガットを指で整えましょう。

  • 効果:視界を狭めることで、外部からの刺激を遮断し、自分の内面に意識を戻す(マインドフルネス)効果があります。

2. 呼吸を深く吐き出す(フィジカルからのアプローチ)

ミスをすると、脳はストレスを感じて交感神経が優位になり、呼吸が浅く速くなります。これが「力み」の原因です。

おすすめの行動:
次のポイントが始まる前に、「ふーっ」と長く息を吐き出してください。

  • 効果:息を吐くことで副交感神経が刺激され、心拍数が落ち着きます。肩の力が抜け、筋肉が本来の動きを取り戻します。

3. タオルで顔を拭く(儀式によるリセット)

ミスを引きずってしまうのは、前のポイントの感情が残っているからです。そこで物理的に「区切り」をつけることが有効です。

おすすめの行動:
一度コートの後ろに下がり、タオルで顔や汗を拭きに行きましょう。

  • 効果:「タオルを拭く」という動作をスイッチ(ルーティン)にすることで、脳に「今のミスは終わり。ここから新しいポイント」とリセットの信号を送ることができます。

4. 短くポジティブな言葉を口にする(セルフトーク)

「なんであんなミスをしたんだ!」というネガティブな独り言は、自信を喪失させます。代わりに、次のアクションに集中する言葉をかけます。

おすすめの行動:
「次はこうしよう」「足動かそう」「オッケー、大丈夫」と小声で自分に伝えます。

  • 効果:脳は言葉に支配されます。具体的な動作(足を動かすなど)を指示することで、感情ではなく「動作」に意識を向けさせることができます。

5. 理想的なスイングの「素振り」を1回だけする

ミスをすると「今の打ち方の何が悪かったのか?」と、悪いフォームのイメージが頭に焼き付いてしまいます。

おすすめの行動:
ミスした場所で、自分が理想とする最高のスイングを「ゆっくり」1回だけ素振りします。

  • 効果:悪いイメージを即座に上書きし、正しい身体の感覚を取り戻します。ただし、何度もやりすぎると遅延行為になるので注意が必要です。

まとめ:メンタルは「行動」で変えられる

「メンタルを強くしよう」と思っても、心だけをコントロールするのは難しいものです。しかし、「行動」なら今すぐ変えることができます。

ミスをした時にこの5つのうち、どれか一つでもいいので試してみてください。自分なりの「立ち直りルーティン」が確立できれば、どんな試合展開でも安定したプレーができるようになりますよ!

一緒に「崩れないテニス」を目指していきましょう!

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