
テニスのサーブにおいて、ショットの成否の8割を決めると言っても過言ではないのが「トスアップ」です。「日によってサーブの調子がバラバラ」「狙ったところに打てない」と悩んでいる方の多くは、実はスイングよりもトスの不安定さに原因があります。
今回は、テニスメモが推奨する、トスを劇的に安定させてサーブのコントロールを向上させる5つのコツを詳しく解説します。
1. ボールは「指先」ではなく「指の腹」で持つ
トスが乱れる最大の原因は、放す瞬間に指先でボールを弾いてしまうことです。指先でつまむように持つと、手首の余計なスナップが入りやすくなります。
- コツ:コップを持つように、親指、人差し指、中指の3本を中心に、指の腹でふんわりと支えます。
- 効果:ボールとの接地面が安定し、リリースの瞬間に回転がかかりにくくなります。
2. 肘を曲げず「肩」を支点に振り上げる
肘を曲げてトスを上げようとすると、リリースのタイミングがコンマ数秒ズレるだけで高さや前後がバラバラになります。
腕を「一本の棒」のようなイメージで使い、肩関節を支点にしてエレベーターのように持ち上げるのが正解です。腕だけで上げようとせず、膝のクッションと連動させると、より余計な力が抜けて安定します。
3. 目の高さまでボールを「離さない」
トスが安定しない人は、腰のあたりですぐにボールを放してしまいがちです。放す位置が低いほど、そこから打点までの軌道が長くなり、ズレが大きくなります。
理想のリリースタイミングは「目の高さ」付近です。ギリギリまでボールをガイドすることで、放した後の軌道が垂直に安定しやすくなります。
4. 左手(利き手と反対の手)を高く残す
トスを上げた後、すぐに左手を下げていませんか?左手が早く落ちると、体の開きが早まり、打点が前方や左右に散ってしまいます。
- ボールを放した後も、左指先でボールを追いかけるように高く保つ。
- インパクトの直前まで左手を残すことで、体の軸が安定し、正確なミートが可能になります。
5. 決まった「ルーティン」から始める
技術的なこと以上に大切なのが、精神的な安定です。毎回バラバラの構えからトスを上げると、リズムが崩れます。
「ボールを2回つく」「構えたときに一度ラケットとボールを合わせる」など、自分なりのルーティンを確立しましょう。常に同じリズムでトスアップに入ることで、試合の緊張した場面でも練習通りのトスが上げられるようになります。
まとめ:トスが変わればサーブは武器になる
サーブのコントロールに悩んだら、スイングを疑う前にまず「トス」を見直してみてください。今回ご紹介した5つのポイントを意識するだけで、無駄なミスが減り、コースを狙う余裕が生まれるはずです。
明日の練習のポイント:
まずは「指の腹で持つ」「目の高さで放す」の2点から意識してみましょう。地味な練習ですが、トスが安定すればテニス全体のレベルが一段階上がりますよ!
この記事が皆さんの上達のヒントになれば幸いです。次回のテニスメモもお楽しみに!