ATPツアーファイナルの話をしている人達の話を聞いていると、
「やっぱボールが深い!」と話してます。
確かに深いボールを打っていますが、果たしてそれだけですか?
シングルスって深くてコースがキツいだけで勝てるほど甘くないと思います。
今回はシングルスの配球について、僕なりの意見を話したいとおもいます。
打つボールの意味によって違う
打ったボールがコース重視なのか、単発の威力重視なのか、
どんな意味で打つのかで変わってくると思います。
上の図はジョコビッチ選手の1stバウンドの位置です。
確かに深いボールを打っている確率は高いです。
でもベースライン付近ばかりではありませんよね?
むしろサービスラインの、少し後ろに集中してる感じです。
これにはちゃんと意味があるんです!
単発の威力がメインじゃない!
ジョコビッチ選手の試合のを見たことがある人はわかると思いますが、
ジョコビッチ選手は守備範囲が広い上に、そこから打ってくるコースがキツいんです。
なんでキツいのかというと、ボールのバウンドの位置を見てみてください。
コースを厳しく狙う際は、サービスラインの少し後ろくらいと、
意外と深くないんです。
でも、ウイニングボールでは、しっかり深く威力のあるボール狙ってきます。
これはどの選手でも同じと思います。
ちなみに上は1stバウンド確率は、ナダル選手のデータです。
ジョコビッチ選手と同様に、やっぱりサービスライン付近でバウンドしています。
あえて違うところをいうと、全体的に短いボールが多い感じでしょうか?
先ほども言いましたが、短いボールだけではなく、
決めるボールはしっかり深くというのが理想だと思います。
深いボールの概念
ここまで理解して、深いボールがいい!
と思ってほしいと思います。
ただひたすらベースライン付近を狙って、
結果、コースが甘めになって、
なかなかオープンスペースが作れず、
ムキになって強く打ちすぎてアウト・・・
こんな寂しい結果にならないように、
配球を理解して、しっかり深いボールを、
打っていきましょう!